今週の所さんの目がテンの特集は戦国時代。
我々が当たり前と思っている戦国時代の常識は、事実と異なっている場合が多い。
戦国時代というと騎馬戦のシーンが多いが、戦国時代の日本の馬は現在一般的に観られるサラブレッドのように大きくなく、小型。
木曽馬といい、ずんぐりしていた。走りも速くなく、スタミナもなかった。ただ、急な傾斜を上り下りする能力には長けていた(サラブレッドは傾斜を走るのが苦手)。
また、木曽馬は足が短いので、乗っている者からすれば上下運動が少なく、馬上での戦いがやり易かった。
また、甲冑は戦場で常に着用していた訳ではない。
甲冑は重さ20キロもあり、長期間着用すると疲労する。食事もし難く、睡眠などもとり難い。
したがって、戦いの場以外で着用することはない。
ただ、意外にも動き易く、1分程度で着られる。
戦国時代では、主力兵器は槍だった。
刀が実際に戦場で使われることはあまりなかった。
当時の槍は3メートルほどの長さがあるもの。
槍は、刀と違い、使うのにさほど技術は必要なかった。当時の戦闘では農民が戦闘員として借り出されることが多かったので、訓練の必要がない槍の方が都合が良かった。
来週の特集は「金」。